第10号(15年6月7日)

発行人大阪生野共同住宅組合
(編集:中村)

544-0003 大阪市生野区小路東2-21-27

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ikujyu@paw.hi-ho.ne.jp

http://www.paw.hi-ho.ne.jp/ikujyu/

大阪生野共同住宅組合 第40期 定時総会 開催

平成15515日 大阪生野共同住宅組合事務所にて

内容 ・平成14年度 事業報告について   報告がありました。(定時総会 事業報告及び会計報告書 参照)

・平成14年度 収支決算報告について 可決されました。(定時総会 事業報告及び会計報告書 参照) 

・平成14年度 会計監査報告について 可決されました。(定時総会 事業報告及び会計報告書 参照)

・平成15年度 運営方針(定時総会 事業報告及び会計報告書 参照)

    「組合員の皆さんに必要とされる組織を目指して、より一層の努力を」

・その他 今期より執行役員として塩川・中村の2名が執行部に新たに加わる事が組合長より報告されました。

 

●エレベータアンケート中間報告会

 平成15年5月23日 社団法人 生野産業会にて

大阪リアルオーナー協同組合(ORO)代表の福谷氏より、マンションエレベータの保守・管理契約の現状と課題、問題点、今後の取り組みについて報告があり、生野共同住宅組合より糸川組合長はじめ数名の参加者が熱心に聞き入りました。

 家賃下落傾向が強まる中、経費削減を行い経営の安定を図る意味でエレベータ管理費は大事なポイントと言えます。

 

 概要

保守契約と点検契約について
(メンテナンス会社のパンフ・契約書には大抵この2種の契約形態が記載されています)

「保守契約」:年間費用を一定。昇降機の自然損耗部品の取り替え及び修理等を定期的に実施し、その経費は
  月々の
定額契約料金に含まれるシステム。取り扱い操作並びに管理上発生する損壊については有償となります。「点検契約」:コストを押さえる。機器・装置の点検で機能維持を目的にした契約。補給用油脂類、ヒューズ、
 ランプなど消耗品の取り替えなどが契約に含まれる。自然損耗などにより発生する部品交換・修理は有償となる。

ポイント:どちらの契約も消耗品以外の損壊故障の部品交換・修理は有償となる点に注意。費用は保守契約が点検契約の1.5~2倍程度。

 

「建築基準法」でエレベータについて定められている点

維持保全 第8
建築物の保有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造物及び建築設備を常時、適切な状態に維持することが決められています。

報告・検査等 第122項(性能検査)
昇降機及び第6条第1項の第1号に掲げる建築物のその他の設備(国、都道府県及び建築主事を置く市町村の建築物に設けるものを除く)で特定行政庁が指定するものの所有者は当該設備のついて、建設省令で定めるところにより、定期的に建築士又は建設大臣が定める資格を有する者の検査を受け、その結果を特定行政庁の報告しなければならない。(年1回)
ポイント:年一回の資格を有するものの検査を受けて報告する以外に法的義務は無い。(毎月点検の法的義務は無い

労働安全衛生法に記述されている月1回の点検については住居用マンションのエレベータは適用外に関わらずパンフには記載されておりあたかも月1回が義務付けられているかのように錯覚しがちです。

 

報告会内容より抜粋

エレベータワイヤーの交換については耐用年数は7~8年。エレベータ自身の耐用年数は25年とも言われています。

つまり、年1回の点検のみで10年近くは大丈夫だとも言えます。

又、オイル交換もリットル換算で車のエンジンオイルだと4万円程度がエレベータの場合8万円もの提示もあります。

あるオーナーの場合、10年間故障修理費実費で30〜40万円程度。年一回の定期点検費用を含めて平均月1万円のコストで管理されています。

 コストダウンについて問い合わせたメンテ会社の回答「値切って下さい」

OROでは今後、契約内容の見直しとコストダウンについてより具体的な取組みを行っていきます。

エレベータ対策協議会もスタートする予定ですので皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。